とりあえずヘタクソな文章すみません。
思うこと書きます。
『監督 内田伸輝×撮影 斎藤文 特集上映』池袋シネマロサ東京上映、シアターセブン大阪上映
青山シアター配信とうとう終了してしまいました。お疲れさまでした!
そして『監督 内田伸輝×撮影 斎藤文 特集上映』に私が監督した
『52ヘルツの鯨』を混ぜていただき、東京で11/26、大阪で12/6で上映がありました。
上映する機会を与えてくださった斎藤カメラマン、内田監督、マコトヤ日下部さん
池袋シネマ・ロサさん、シアターセブンさん、鯨チームのみんな、観てくださった方々
とにかく関わってくださった全ての方々に感謝いたします。
特に東京上映では宣伝の時から上映中毎日誰かしら声をかけていただき嬉しかったです。
ありがとうございます。(因みに『52ヘルツの鯨』は青山シアター配信なしです。)
もう3年以上前、自分はもう映画は撮らないつもりでした。
長年の相方である髙橋と離れ、もう無理だろうと感じていました。10年寄りそうパニック障害
との関わり方も、馴染みの先生の死や減薬事件からの増した不安と、とにかく色々限界を感じており
表現するということから離れたかったです。
私はもともと絵を描いていました。美術大学の油科出身です。しかも2浪してる!
入学してすぐに私は絵ではないな~と思いました。
現代アートはもはやレディメイドである、というのにめっちゃ怖さ感じました。
既成の絵の具を使い、立て掛けた大きなキャンバス。皆それなりの基礎があって合格してきた仲間たち。
ここからはもう、自分が何を考えてどう表現できるのか
道具の可能性、偶然性や方法から、自分はバランスだけの薄っぺらいそれっぽいものしかできませんでした。
サイトォンブリみたいなの描きたかったなあ。私の絵はダメだー。
そう思ってしまったです。似顔絵は得意ですが!
なので私はファインアートを、作家さんを心から尊敬します。
描き手も受け手もカタルシスを得るというのが不可能かもしれない、完全がない(映画もですが)
表現手段の中言い切る、描き切るある種のぶれない思想とともに限定させないものを感じさせる、解釈させる
というのは精神の強弱が必要かな、と思うので、別にそんなもん得られなくてもとか考えてないよ
とか現役の方は色々ツッコミ満載だと思いますが、すみません、偉そうに
ただアートを続けている方はとにかく尊敬します。う~んうまく言えない。
で、私は絵から離れ、遊んだりーバンドしたりーの日々でした。
そんな時に映画と出会いました。これ、話すと長いんですけどとりあえず
自分は、映画をエンターテイメントだと思っています。
しかしいざ完成した映画は独りよがりで、自分とべったり背中合わせの吐き出しものでした。
結構評価はされました。あのクオリティで。けれど、私はこれでお客様にお金を頂くのだろうか?
と不安になりました。観てくださる方は劇場に足を運び、お金を払い、約2時間自分の時間を映画に使います。
こんなものを映画として観せていいのか?と思いました。
自信も相方も失い、そんな時ある人に、てかよこえさんですけど
「あんた死ぬんだよ?すぐにじゃないけど、私も死ぬんだよ?映画、やめる?」
と言われました。
「死ぬ」が一番怖いパニック障害を抱えている私なのに、これから何も撮らず死にたくないと思いました。
思いの全てを脚本に書きました。
そしていろんな素晴らしい人に出会い、出会いに行きました。
そして、この人だ!という人に言葉をもらいました。
めちゃくちゃ面白いですよ。
バリバリの役者さんだけでなく、王道ヒーローのロックンローラー(私の生死観とまるで逆を行くのに優しい)
腑に落ちる気持ちを初めて与えてくれたアート作家。全てを赦してくれるような女王様。
関わった皆様に、何故生きて死ぬのか、愛すること、開くこと
垂れ流しを毒される前にてめえで拭うこと。大事、思う、愛する、受け入れる、求める
ことを改めて教わり、すごい経験でした。ありがとうございます。
私はやはり楽しいことをしたいです。自分を吐き出し続けるつもりです。
まず、優しくなることからしたいです。あと、わがままと勝手を抑えたいです。
それから、裸の王様にならない。聞く耳を持つ。気を使われる人になんかなりたくない。
顔色伺われてたまるか。この人とモノ作るの楽しい、と思って欲しい。楽しい現場がいい。
あと、垂れ流しを少しづつ拭いたい。ちゃんとごめんね言いたい。菌に侵食されるのはもう嫌だ。
広く、楽しく笑ってバカなことするのがいい。技術の向上より人が集まるほうがいい。
うったえることなんかない。メッセージなんてできた人間じゃない。ありのまま楽しく
共感しあえたら嬉しい。バカなことしたい。偉くならない。なれないし。
一緒にバカな楽しいことしてくれる人がまだいるなら、遊んでくだせえ。
てかまじで遊ぼう。鯨のみんな大好きです!!!!!!!!!!!!!!!
it's OK FILM 阿部綾織
it's OK FILM 代表 阿部綾織の日々の生活
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